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【社会人留学する方必見】退職後に行う準備・手続きをまとめました!

「社会人が退職した後、海外留学に向けてどんな手続きが必要?それって難しいの…?」

「退職後にやることをチェックリスト化してくれたら嬉しいな!」

「退職後も意外に細々したお金がかかるらしいけどほんとなの…?」

 

本記事ではこのようなお悩みを解決します。

私は2022年1月にCo-op制度を使ってカナダに留学する予定です。そんな私が今回ご紹介するのは、社会人が退職した後の海外留学の準備や手続きについてです。

本記事でわかる情報は以下の通りです。

本記事でわかること

・退職後の留学準備、手続き

・退職後に支払いが必要な費用
 ※意外と盲点です!

 

社会人の方が退職後に留学する際、以下2つのケースが想定できます。

①退職後、すぐに渡航する

②英語の勉強に専念するため退職し、資格を取得してから渡航する

私は②のケースを選択し、退職後半年間のニート期間でIELTS5.5を取得しました。

※「なぜ、IELTS5.5を目指したのか」についてはこちらの記事をご覧ください。
≫カナダのカレッジや大学入学時に求められる英語力を徹底解説!    

 

今回はどちらのケースでも対応できるよう、しっかりと情報をお届けしていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

なお、本記事は「すでに退職することが決まっている留学希望者向けの記事」です。

まだ留学に行くか悩まれている方は、留学エージェント「夢カナ留学」に無料相談してみるとよいかもしれません。

ネイティブの先生による英会話が受講でき、私も利用していているのでおすすめです。

詳しくは夢カナ留学の解説記事をご覧下さい。

 

退職後の留学準備
チェックリスト

それでは早速、退職後に必要となる留学準備・手続きを見ていきましょう。

以下に簡単なチェックリストを作成しました。

チェックリスト

<優先度:高>

・パスポート申請

・英語資格取得 (★)

・学校の手続き

・ビザ申請

・役所の公的手続き

 (1)引っ越しに伴う住所変更

 (2)国民健康保険への加入

 (3)失業保険の申請 (★)

 (4)国民年金の切り替え

 (5)海外転出届の提出

 

<優先度:中>

・航空券の手配

・各種税金、年金の支払い

・海外保険の加入

・現地での滞在先の確保

  

<優先度:低>

・日常英会話の練習

 

★は退職後、しばらく日本に滞在する方のみ行う対応です。

 

次の章より各留学準備・手続きについて、詳しく解説していきます。

 

社会人が退職後に最優先で
やるべき留学準備・手続き

まず、最優先にやるべき留学準備・手続きについて見ていきましょう。

退職を控えている社会人の方は、業務の引継ぎでバタバタしており、留学準備の時間があまり取れないかもしれません。

私もその一人でした。

空いている時間を見つけて、優先順位の高いものから徐々に手続きを進めていきましょう。

 

パスポート申請

今まで一度も海外に行かれたことがない方はまずパスポートの作成が必要です。

これがないと、どの手続きも進めることができません。

また、IELTSなどの試験を受験する際も必ずパスポートの提示が必要なので、早めに申請するようにしましょう。

通常、申請から受領までに1週間程度の時間がかかることを頭に入れておきましょう。

パスポート申請に関する情報は「外務省 パスポートの申請から受領まで」をご覧ください。

 

英語資格取得

社会人の方がCo-op留学や現地の大学進学を考えている場合、入学条件として英語資格のスコアが求められます。
※ワーキングホリデーや語学学校に通う場合は特に必要ないです

 

基準となる試験は以下の2つです。

ポイント

・TOEFL

・IELTS

本気で留学をする場合、IELTSであれば5.5以上のスコアが必要になるでしょう。

出願までに頑張って上記の点数を取得するようにしましょう。

本ブログでは、「IELTSの基礎知識」「IELTS5.5取得方法」「IELTS勉強ツール」などの情報を配信中です。

ぜひ併せてご覧ください。

 

学校手続き

入学条件の英語資格を取得できると、学校手続きに進むことができます。

社会人留学を行う場合、どこかの留学エージェントさんにお願いしていることが多いと思います。

資格が取得できたら速やかにエージェントに連絡し、学校手続きを進めてもらいましょう。

 

ビザ申請

学校手続きが完了すると、ビザの申請が可能になります。

学校から送られる書類がビザ申請時に必要となるため、どの書類がどのような意味を持つのかよく理解しておきましょう。
※もちろん全て英語です

また受領した書類は全てPDF化し、PC等でわかりやすくフォルダ管理しておくことをおすすめします。

 

参考までに私がカナダのビザ申請を行った際の手続きを以下に記載しておきます。

手続き

①ビザ申請にかかる日数を確認
カナダ移民局webサイトにアクセス
→Temporary Residence (Visiting, Studying, Working)を選択
→あなたが該当する項目を選択
→日本を選択
→Get processing timeボタンを押す

②ビザ申請
カナダ移民局webサイトで自分のアカウントを作成
→内容に従い情報を入力、書類の提出

③バイオメトリクス(指紋認証)登録
→ビザ申請後、バイオメトリクス登録依頼メールが届く
カナダビザ申請センター(VFS Global)のwebサイトに個人情報を登録
→情報入力後、東京・大阪どちらかの会場での登録日を予約
→予約日に会場で指紋認証登録

④ビザ承認
→後日、移民局よりビザ承認連絡が届く

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

役所の公的手続き

ビザ申請と並行して、役所への公的手続きを進める必要があります。

必要な手続きは以下の通りです。

・引っ越し、住所変更手続き
・国民健康保険への加入
・失業保険の申請 (※)
・国民年金の免除申請
・海外転出届の提出

なお、失業保険はもらえるまでに3か月ほど時間がかかるため、退職後に4か月以上日本に滞在する予定がある社会人の方のみ対象です。

それぞれの手続きの詳細を見ていきましょう。

 

引っ越し・住所変更手続き

留学準備のために退職後、一時的に実家に帰る方が多いと思います。

そこで発生する対応が引っ越しと住所変更手続きです。

特に住所変更手続きがめんどくさいので、要点をまとめておきます。

ポイント

<提出書類>
①現住所と別の市町村へ引越し
 →転出届と転入届

②現住所と同じ市町村へ引越し
 →転居届

<各書類の提出先>
・転出届
 →旧住所の役所に提出

・転入届
 →新住所の役所に提出

・転居届
 →新・旧住所の役所に提出

<提出期限>
・転出届
 →引越し2週間前~当日

・転入届、転居届
 →引越し当日~2週間以内 
 ※期限内に届の提出がないと
  最大5万円の罰金の可能性あり

<必要なもの>
・印鑑
・本人確認書類
・マイナンバーカード

※詳細は各自治体のHPをご確認下さい

役所は平日しかやっていないことが多いため、空いている時間を見つけて手続きを進めましょう。

また、引っ越し時は郵便局の「転居・転送サービス」を利用すると便利です。

1年間、旧住所あての郵便物等を新住所に無料で転送してくれますよ。

詳しくは日本郵便のHPをご覧ください。

 

国民健康保険への加入手続き

日本は全ての国民が公的医療保険に加入する「国民皆保険制度」を採用しています。

そのため、日本に住所がある日本人は必ず何らかの公的医療保険に加入する必要があります。

社会人の方は会社の健康保険に加入しているはずです。

しかし会社を退職すると、この健康保険に加入することができません。

そこで、都道府県が主体となり市町村とともに運営を行っている国民健康保険に加入することが一般的です。
※保険料は各地方自治体により異なります。

国民健康保険の加入手続きは自動的には行われないため、退職後14日以内に役所へ行き、手続きを行いましょう。

 

失業保険の申請手続き

こちらは退職後にしばらく日本に滞在する予定がある方のみ対象となる手続きです。

失業保険とは会社を退職した後、一定の条件を満たせばお金が給付される失業手当のことで、正式には雇用保険といいます。

失業保険制度により、失業者が生活を維持できるよう、一定の範囲内で経済的なサポートが受けられます。

失業保険の要点は以下の通りです。

ポイント

<受給条件>
・離職日前2年間に、勤務先で雇用保険の被保険者期間が通算して12カ月以上あること

<給付額>
・元の給与の約50~80%

<給付期間>
・最低90日間

<手続きに必要な書類>
・雇用保険被保険者証(会社から受領)
・離職票 (会社から受領)
・印鑑
・本人確認書類(運転免許証等)
・マイナンバーカード
→全ての書類がそろったら、お近くのハローワークで申請可能です

もしあなたが退職後、日本にしばらく滞在することを検討している場合、失業保険についてよく調べておくとよいです。

詳細は「厚生労働省 雇用保険制度」をご覧ください。

 

国民年金の切り替え

日本は公的年金制度を採用しています。

老後の暮らしをはじめ、病気やけがで障害が残ったときや一家の働き手が亡くなった時に、皆で暮らしを支え合うという社会保険の考え方で作られた仕組みです。

日本国内に居住している20歳以上60歳未満の方は、国民年金の加入が義務化されています。

会社員はこの国民年金に加え、厚生年金に自動的に加入され、将来の年金受給額が増える仕組みになっています。
※支払額もその分増えますが…

会社を退職した方は年金の種別変更が必要になるため、 退職後14日以内に役所で手続きを行いましょう。

 

手続きを終えると16,610円を月々払い続ける必要があります。

「退職後にそんな金額を毎月払うのはキツイ…」

そんなあなた、ご安心下さい!

失業等による特例免除という制度を使えば年金の支払いが免除できます。

「日本年金機構のwebサイト」に詳しい情報が記載されているのでぜひご覧ください。

 

海外転出届の提出

あなたがもし海外に長期留学する場合、役所に海外転出届を提出してから渡航することをおすすめします。

この届を提出すると住民税、国民健康保険、国民年金の支払い義務がなくなります。

そのため、海外にいる間、日本にお金を納める必要がなくなることが最大のメリットです。

この手続きは渡航の14日前から役所で行うことができます。

ぜひ覚えておいてください。

海外留学中の税金や年金について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

 

優先度が中程度の
留学準備・手続き

最優先でやるべき留学準備・手続きが終わったら、次は以下の3つの手続きに進んでいきましょう。

 

航空券の手配

まずは航空券の手配についてです。

現在(2021年9月時点)はCOVID-19の影響もあり、航空券の予約はそれほど混雑していません。

そのため、まずは最優先の手続きを完了させることをおすすめします。

ただし、カナダ等の国では9月から観光ビザでも渡航が可能となりました。

今後は他の国でも規制が緩和され、航空券の予約も増えることが予想できます。

最新の情報を常に確認する癖をつけることが大切です。

 

各種税金、年金の支払い

会社を退職すると自分自身で税金や年金を国に納める必要が出てきます。

会社員時代は日々仕事をして入れば会社が勝手に費用を計算し、支払ってくれます。

しかし、退職後はそうはいきません。

会社のように守ってくれるものがないため、より自身のタスク管理が大切になってきます。

 

退職後に支払う主な税金、年金の項目は以下の通りです。

税金・年金一覧

・住民税

・国民健康保険

・国民年金

※具体的な費用の詳細は最終章をご覧下さい。

退職後、これらの費用の振り込み用紙が自宅宛てに送られてきます。

振込期限も決められているため、遅れることがないように支払いを行いましょう。

 

また、退職後に別の会社で働く予定がなく、そのまま年末を迎えるような方。

そんなあなたにとっておきの情報があります。

退職までの所得税の確定申告をご自身で行うことで、会社員時代に払いすぎた税金を取り戻すことができます。

やり方については「国税庁 所得税の確定申告」で詳しく説明されています。

書類作成後、お近くの税務署に提出するだけで対応は完了します。

私の場合は5万円ほどお金が戻ってくるようです。

ぜひあなたも渡航前に一度試してみてはいかがでしょうか。

 

海外保険の加入

社会人留学で長期留学をする場合、海外の保険に加入することを強くおすすめします。

その理由は費用の安さです。

具体的に費用比較をしてみましょう。

参考として、トロントに1年間留学する場合の費用を以下にまとめました。

留学保険の費用比較

<日本の保険>

・199,870円 (ジェイアイ傷害火災)

<現地の保険>

・60,500円 (tugo)

これほどまでに違いがあります。

実際、日本の保険の補償内容は現地保険に比べて無駄なものが多いです。

ご自身でも一度補償内容を確認してみて下さい。

また、現地保険は最短3日あれば加入できるので、そこまで優先順位は高くないと私は考えています。

トロントへの留学を予定している方は、「トロント留学センター 現地医療保険比較」を参考にしてみて下さい。

 

ちなみに「クレジットカードの海外保険でいいじゃん!」という話を聞きますが、私はおすすめしません。

理由は「補償期間が旅行期間開始から3ヵ月間となっている場合が多い」「補償額が少ない」ことが挙げられます。

長期留学する際は、必ず保険に加入しましょう。

 

現地での滞在先の確保

現地での滞在先の確保方法は様々なものがあります。

以下に主な探し方をまとめました。

滞在先確保の方法

・学校が提携しているホームステイ先やシェアハウスを使う

・現地の賃貸住宅情報(webタウン誌等)を確認し、契約する

・Airbnbを使用する

・SNS等で入居者募集を探す

 

一般的には学校の提携施設を利用することが多いと思います。

私も学校が手配するホームステイ先に1か月間滞在し、その間にe-maple等のwebタウン誌でシェアハウスを見つける予定です。

私の周りには入国後、初めにAirbnb(民泊)を使用し、その間にその後の滞在先を決める人もいます。

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

優先度の低い
留学準備・手続き

ここからは最悪の場合、現地でも準備・手続きができることをお伝えしていきます。

 

日常英会話の練習

英語資格の勉強はアカデミックな内容が多いです。

そのため、日常生活で直接使えるかと言われると正直難しいことがあります。

つまり現地に行くまでに英語資格の勉強とは別に、日常英会話の練習をしておいた方が良いです。

現地渡航までに最低限練習しておいた方がいい内容は以下の通りです。

重要トピック

・自己紹介

・電話応対

・レストラン等でバイトした時の接客対応

・バイトの面接対策

・空港や道に迷ったときの聞き方

・飲食店での食事の頼み方

 

特に現地でバイトをする予定の方は、日本にいる時からやりたい職種を絞り、その分野に特化した英会話を練習しておくと有利です。

チップ文化がある国では、レストラン等のお酒を提供するお店で比較的多くのお金を稼ぐことができます。

私はカナダのレストランでバイトをしたいので、現在接客対応を勉強中です。

 

【要注意】退職後にかかる費用について

最後に私が退職後に困った事例を共有しておきます。

それは退職後に意外と多くのお金を払う必要があるということです。

主な費用は以下の通りです。

退職後の主な費用

※想定:8月退職、翌年1月渡航

・住民税(約15万円)

・国民健康保険(約8万円)

・国民年金(約6万円)
 →役所に申請を行い免除にできる!

・VISA申請(約2万円)

特に住民税は前年の所得で税金額が変わるため、収入が多かった方は注意が必要です。

社会人留学を予定している方は、退職後の税金の支払いが盲点になっている可能性があります。

私もそうでした。

「えっ、留学資金が足りない…」

そんなことにならないよう、この点もしっかり頭に入れ、留学準備を進めていきましょう。

 

まとめ:退職後にやるべき手続きを想定しておこう!

本記事のまとめは以下の通りです。

まとめ

・退職後にやるべき手続きは多い
 →事前にイメージしておこう

・タスク管理はしっかりと!
 期限も厳守!!

今回は社会人留学を考えている方が退職後に行う留学準備、手続きについてご紹介しました。

 

「退職後の手続きは分かったけど、じゃあ、留学中の税金や年金の支払いはどうなるの…?」

 

もし、そう感じたあなた、ご安心下さい!

「海外留学中の税金や年金を免除できる方法を徹底解説」という記事でこのお悩みを解決しています。

本ブログでは、社会人がカナダ留学する際に必要な情報は全て網羅しておりますので、興味がある方はぜひ他の記事もご覧ください。

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