「社会人留学に行きたい!でも、どんな種類の留学方法があるのかな…?」
「それぞれの特徴が知りたいな!」
本記事ではこのようなお悩みを解決します。
私は2022年1月にCo-op制度を使ってカナダに留学する予定です。そんな私が今回ご紹介するのは、社会人が利用できる「カナダの留学スタイル」についてです。
本記事でわかる情報は以下の通りです。
本記事でわかること
・社会人留学の5つのスタイル
・なぜ、カナダ留学なのか
・社会人留学できるカナダの都市
結論、カナダで社会人留学する場合、5種類の中から自分に合った留学スタイルを選ぶことができます。
「そんなにあるんだ…」
そんなあなたに向けて、5種類の留学方法の特徴や選び方をしっかりお伝えしていきますね。
ぜひ最後までご覧ください。
私は5種類の中から、現地企業でインターンシップができる「Co-op」を選択しました。
カナダで選べる
留学の種類とは?
早速、社会人が利用できるカナダ留学の種類について見ていきましょう。
まず、留学はその期間によって、以下のどちらかに分けられます。
ポイント
・短期留学
・長期留学
しかし、両者に明確な定義はないそうです。
今回はカナダでビザが必要となる6か月を基準に、「短期留学・長期留学」を区別し、話を進めていきます。
それぞれで利用できる留学スタイルは以下の通りです。
留学スタイル
<短期留学(6か月未満)>
・語学留学
・ワーキングホリデー
※半年はおすすめしませんが可能です
<長期留学(6か月以上)>
・大学入学(2年間または4年間)
・大学院入学(2年間)
・ワーキングホリデー(1年間)
・Co-op留学(8か月~2年間)
次の章よりそれぞれの留学の特徴について、詳しく解説していきます。
①語学留学
語学留学はその名の通り、語学を勉強するために留学する方法です。
語学学校で勉強を進め、自分の英語力を磨いていきます。
語学留学の特徴は以下の通りです。
ポイント
<主な目的>
語学の勉強
<期間>
短期から長期まで
<英語力>
超初心者~高度な英語資格を取得したい人まで幅広い
<費用>
期間による
→授業の期間が長いと費用は高くなる
<資格>
TOEICやIELTS、ケンブリッジ英検など対策コースあり
<メリット>
①英語初心者でも問題ない
②観光ビザでもOK(通常は学生ビザ)
③初回テストによりクラス分けされるため、自分のレベルに合った英語の授業が受けられる
<デメリット>
①学校によっては日本人だらけになる
②初回に低いレベルのコースに割り当てられると、資格対策コースに参加するまで時間がかかる。
→資格がないと帰国後に英語力をアピールしにくい
②大学入学
カナダの大学へ入学する留学方法です。
授業を英語で学ぶ必要があるため、高度な英語力が求められます。
また、出願する学部を事前に決める必要があるため、あなたが大学で学びたいことを明確にしておく必要があります。
大学入学の特徴は以下の通りです。
ポイント
<主な目的>
興味のある学問分野を学ぶ
<期間>
2年生大学(College)、4年生大学(University)のどちらか
<英語力>
入学要件として「IELTS」「TOEFL」で高得点が求められる
<費用>
期間が長いため、高額な費用が必要
→奨学金も検討するとよい
<資格>
卒業すると学士の学位が取得できる
また、同時にポスグラ(就労ビザ)も取得可能
<メリット>
①ローカル学生と友達になれる
②高い教育レベルで授業が受けられる
③移住申請につなげられる
④カナダに長く滞在できる
⑤日本人と関わる機会が少ない
<デメリット>
①かなりの貯金が必要
②滞在期間が長い
③適性のない学部を選択した場合や授業の英語レベルについていけない場合、挫折する可能性がある。
④高い英語力が必要
③大学院入学
カナダの大学院へ入学する留学方法です。
大学入学と同様、授業を英語で学ぶ必要があるため、高度な英語力が求められます。
また、国内・海外いずれかの大学をすでに卒業していることが前提条件です。
大学院入学の特徴は以下の通りです。
ポイント
<主な目的>
興味のある学問分野を極める
<期間>
修士課程:1~2年、博士課程:3年以上
<英語力>
入学要件として「IELTS」「TOEFL」で高得点が求められる
<費用>
期間が長いため、高額な費用が必要
→奨学金も検討するとよい
<資格>
卒業すると修士・博士の学位が取得可能
また、同時にポスグラ(就労ビザ)も取得可能
<メリット>
①ローカル学生と友達になれる
②高い教育レベルで授業が受けられる
③移住申請につなげられる
④カナダに長く滞在できる
⑤日本人と関わる機会が少ない
<デメリット>
①かなりの貯金が必要
②滞在期間が長い
③適性のない学部を選択した場合や授業の英語レベルについていけない場合、挫折する可能性がある。
④高い英語力が必要
④ワーキングホリデー
ワーキングホリデーは18歳~30歳を対象とした海外留学の制度です。
英語の勉強や海外でのお仕事・アルバイト等自分でやりたいことを自由に計画し、チャレンジすることができます。
ただし、基本的には「1か国で制度を使えるのは1回のみ」「1か国に滞在できるのは最大1年間」と制限があるので、その点注意が必要です。
ワーキングホリデーの特徴は以下の通りです。
ポイント
<主な目的>
英語の勉強や海外でのお仕事・アルバイトを経験する
<期間>
1か国に滞在できるのは最大1年間
※他の国を転々とすることは可能
<英語力>
特に基準はなし
→英語学習初心者でも問題ない
<費用>
現地でアルバイトをして稼ぐことができるため、他の方法に比べて安く留学が可能
<資格>
特になし
<メリット>
①自由度が高い
②期間中に語学学校に通い、英語力を伸ばすことも可能
③留学費用が安い
④1年間の間に途中帰国も可能
⑤現地でアルバイトをすることが可能
<デメリット>
①全て自分で留学プランを計画する必要がある
②18歳から30歳までの年齢制限がある
③あくまでホリデー制度なので、帰国後の再就職時に会社から「遊んできただけでしょ」と思われるケースもある
→滞在中に何か英語資格を取得することをおすすめします
④1か国に1度しか制度が使えない
⑤Co-op留学
Co-op留学はカナダ限定の留学制度です。
専門学校などに通いながら専門知識を学びつつ、同時にアルバイトも経験できます。
また、Co-op制度の最大の特徴は、専門学校でのプログラム終了後に現地の企業でインターンシップができる点です。
海外での就労経験がある人は日本人では少ないため、帰国後のアピールポイントに繋がります。
Co-op留学の特徴は以下の通りです。
ポイント
<主な目的>
専門知識を取得し、現地企業での就労経験を積む
<期間>
プログラムにより8か月~2年間がある
例)1年間のプログラムの場合
専門学校で座学(6か月間)
+インターンシップ(6か月間)
<英語力>
IELTS5.5以上
TOEFL iBT 60以上
→ある程度の英語力が求められる
IELTS5.5のレベルはこちら
<費用>
座学中は週20時間、就労中は週40時間のアルバイトが可能なため、他の方法に比べて安く留学が可能
<資格>
学校卒業書+就労証明書がもらえる
<メリット>
①現地企業で就労経験ができる
②キャリアチェンジも可能
→英語の入学基準をクリアすれば業界経験がなくても様々な分野のコースに入学可能
※プログラムの詳細はこちら
③現地でアルバイトをすることが可能
→留学費用を比較的安くできる
④プログラム終了後、証明書がもらえるため、帰国後の再就職に強い
<デメリット>
①ある程度の英語力が必要
② 適性のないコースを選択した場合、挫折する可能性がある。
各留学スタイルの比較表
ここまでカナダへの5つの留学方法の特徴をお伝えしました。
おさらいまでにそれぞれの比較表を作成しました。
ぜひ以下の表を参考にしてみて下さい。
種類 | 目的 | 期間 | 英語力 | 費用 |
---|---|---|---|---|
語学留学 | 英語取得 | 短~中 | 低~高 | 安~中 |
大学入学 | 学問を学ぶ | 長 | 高 | 高 |
大学院入学 | 学問を究める | 長 | 高 | 高 |
ワーホリ | 英語取得 就労経験 | 短~中 | 低~高 | 安 |
Co-op | 専門知識取得 就労経験 | 中 | 中 | 中 |
なぜ、カナダへの留学が
おすすめなの?
「なぜ様々な国がある中でカナダ留学なの?」
あなたはこのような疑問を持っているかもしれません。
こちらについてお答えしていきます。
主な理由は以下の通りです。
おすすめポイント
・治安が良い
・移民文化があり、国際色が豊か
・英語なまりが少なく、教育水準が高い
・コロナ禍でも渡航できる
・「死ぬまでに見たい世界の絶景」に選出されている観光地が多い
(ナイアガラの滝、オーロラ観賞、カナディアンロッキーなど)
・スポーツ観戦が熱い
(スキー、スケート、ラクロス、アイスホッケー、野球、バスケなど)
特に、コロナ禍の今でも渡航できるという点は他の国にはないポイントです。
カナダ政府は「2021年9月7日以降、2回のワクチン接種が完了していれば、どの国からでもカナダへの入国を可能とする」ことを発表しています。
つまり、観光ビザやワーキングホリデービザでカナダに行きたい方も、現在入国することが可能となっています。
また、カナダは移民大国としても知られています。
実際にカナダに暮らす5人に1人が国外から来た移住者です。(2019年)
そのため、国際色豊かで入国後も差別が比較的少ないのが特徴です。
コロナ下でアジア人差別が怖い方も、カナダであれば安心して過ごすことができます。
このような理由から、私はカナダ留学をおすすめしています。
カナダへ留学したら、
どんな都市が選べるの?
「カナダに留学した場合、どんな都市が選択できるの?」
そんな疑問を持つあなたに向けて、カナダの主な留学先である5つの都市の特徴をまとめました。
トロント
カナダの象徴「CNタワー」をはじめ、たくさんの高層ビルが立ち並ぶカナダ最大の都市です。
トロントは特に移住者が多く、国際色豊かなことで知られています。治安も良く、街は清潔感があることから、世界の住みやすい都市ランキングに毎年ランクインしています。
公共の交通機関も発達しており、地下鉄やバス、鉄道を利用できるので、毎日不自由なく生活できます。
ただし、冬は寒いです。マイナス20℃になることもあるので、寒い場所が苦手な方は厳しい環境かもしれません。
モントリオール
モントリオールはトロントに次ぐ第2の都市です。
街には古い教会が点在しており、歩くだけでその歴史を体感することができます。
ただし注意点として、モントリオールは公用語がフランス語です。そのため、看板や街中の会話など、ほぼ全ての場所でフランス語に触れることになります。
「英語だけでなくフランス語も学んでみたい」
「ヨーロッパの雰囲気も味わってみたい」
そんな方におすすめの都市です。
公共の交通機関は地下鉄やバス、鉄道を利用できます。こちらもトロント同様に不自由には感じないでしょう。
「カナダ最古のモントリオール美術館」「ノートルダム教会」「聖ジョゼフ礼拝堂」は世界的にも有名なので、ぜひ一度足を運んでみて下さい。
バンクーバー
バンクーバーはトロント、モントリオールに次ぐ第3の都市です。
穏やかな海と緑豊かな山に囲まれている場所でありながら、街中を歩けばフォトスポットがたくさんあります。
バンクーバーはアジア系移民が多い場所としても知られており、日本を含むアジアの留学・観光会社が多いです。それに伴い、日本人が比較的多いことが特徴です。
日本語で情報収集がしやすいというメリットがあるため、 英語があまり得意ではない方におすすめの都市です。
公共の交通機関も発達しており、バスや鉄道、小型船が利用できます。
気温は日本とほとんど同じと考えて大丈夫です。ただし降水量に関して、日本は夏に多くなるのに対し、バンクーバーでは冬に多くなります。
カナダ東部は冬の寒さが厳しいので、温暖な気候を求めたい方はバンクーバーがおすすめです。
カルガリー
バンクーバーから飛行機で約1時間ちょっとの場所にあるカルガリーは、アルバータ州最大の都市です。
カルガリーはカウボーイの町として知られています。夏にはお祭りが開催され、本場のカウボーイたちが一斉に集まります。
車で2時間ほど走ると「バンフ国立公園」があるため、ロッキー山脈の観光拠点としても有名です。
町から少し離れるだけで、自然そのままを感じることができる場所です。
公共の交通機関はバス、鉄道を利用できます。
ビクトリア
ビクトリアはバンクーバーにほど近い場所に位置する都市です。
別名ガーデンシティとも呼ばれ、町のいたるところで美しい花々が見られます。
そのため、退職後のシニアの方が多く住んでおり、町全体がのんびりした雰囲気をしています。治安も比較的良いことで有名です。
モダンな建物や英国風の建物だけでなく、海や山など自然を楽しむ場所も多いのが特徴です。
公共の交通機関はバスが中心で、市内を全て網羅しています。
各都市の比較表
おさらいまでに各都市の比較表を作成しました。
ぜひ以下の表を参考にしてみて下さい。
都市 | 学校 | 物価 | 言語 | 気候 | 時差 |
---|---|---|---|---|---|
トロント | 多 | 高い | 英語 | 冬寒 | 14時間 |
モントリ オール | 少 | 普通 | フランス語 | 温暖 | 14時間 |
バンクー バー | 多 | 高い | 英語 | 冬寒 | 17時間 |
カルガリー | 少 | 安い | 英語 | 夏短 冬寒 | 16時間 |
ビクトリア | 少 | 普通 | 英語 | 温暖 | 17時間 |
まとめ:自分に合った
留学の種類を見つけよう!
本記事のまとめは以下の通りです。
まとめ
・カナダへの留学方法は全部で5種類
・カナダ留学はコロナ過の今でも可能
・カナダへ留学する際は5つの主要都市から選ぶとよい
今回はカナダへの社会人留学の種類についてご紹介しました。
「Co-op留学が社会人におすすめみたいだけど、もっと詳しい情報はないの?」
もし、そう感じたあなた、ご安心下さい!
以下の記事では、カナダ留学・Co-op留学の全てをご紹介しています。
≫【社会人で留学をしたい方必見】カナダ留学に必要なことを全てまとめました!
興味がある方はぜひ内容ご覧ください。